RSウイルスに対するワクチンの接種が可能となりました。
RSウイルスというと聞き馴染みのない方も居るかも知れませんが、小児の気道感染症の原因ウイルスであり、小児が罹患するとびまん性細気管支炎という呼吸困難を伴う感染症を引き起こすとして古くから知られています。
小児の病気として知られる一方、成人でも罹患する可能性はあり、特に高齢者が感染すると気管支炎や肺炎を生じる可能性が増加し、重症化した場合には入院を要します。
入院率と死亡率はインフルエンザウイルスに匹敵するほどです。
60歳以上の方が適応となります。
特に慢性心不全や気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)など心肺機能低下のある方、免疫抑制薬など治療を要する疾患を持病としてお持ちの方は重症化リスクが高く、ワクチンを接種するメリットは十分にあると考えられています。
自費ワクチンとなり、患者様に負担頂く金額は当院の場合26,000円(税込)となります。
詳細についてお問い合わせ下さい。